二重埋没法はどこで受けても、同じだと思っていませんか?
前回は、糸の通し方の違いでたくさんの種類の埋没法があり、それぞれにメリット、デメリットがあるというお話をしましたね。
今回は、糸を通す際の皮膚切開の有無についてです。
皆さん、埋没法は皮膚を全く切らないと手術と思っていませんか?実は、埋没法は糸を通したり、結び目を皮膚に埋没させる目的で皮膚を1〜2mm程度切開するのが一般的です。これは、切開した穴を利用して糸を通したり、糸の結び目を皮膚の中に埋め込むためです。
皮膚を切開することで、手術自体は非常に簡単になりますが、糸を結ぶことで埋没糸が深いところに沈んでしまいますので、二重のラインが消えやすくなります。埋没法は、皮膚の下の組織と粘膜の下の組織を糸で結びつけることでラインを出す方法なのですが、皮膚を切開してしまうと、皮膚側の組織が引っかかりにくくなり、結果的に二重のラインが取れやすくなってしまいます。
当院では、二重を長持ちさせる上で、針穴を切らないことが重要だと考えています。針穴を切らなければ、糸を通す際に皮膚の下の組織に糸が引っかかって、糸を結んだ時に糸が沈んでしまうことを防げるからです。
また、切らないことで出血の確率を下げることができるので、術後の腫れや内出血のリスクが低下します。
では、どうして多くのクリニックが埋没法で針穴を切開しているのでしょう か? それは、切開しないと同じ針穴を通すことが難しいからです。少しでもズレてしまうと、糸がシコリになってしまったり、糸が露出して感染する原因になってしまいます。
当院では、全く同じ針穴を通すという極めて高度な技術を有していますので、皮膚を切開せずに手術することが可能です。当院の埋没法を手術動画は公開しておりますので、ご興味があれば、当院の手術動画と他院の手術動画を見比べて見てください。当院の手術動画は関連動画をご覧ください。
何度手術してもすぐ取れてしまうという方は、ひょっとすると、皮膚を切開する埋没法をしているからかもしれません。
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