奨学金返還、4割が「苦しい」…結婚や出産にも影響
奨学金を借りている人の4割近くが奨学金返還について「苦しい」と感じており、非正規労働者では56.0..........≪続きを読む≫
最近、奨学金関連の記事を良く目にする機会が多いですよね。大方は批判的な記事で、「金利が高くてサラ金より悪質」、「返済が滞り、返したくても返せない滞納者が多い」などです。
実際はどうなんでしょうか。多くは誤った情報を基にしたものや、別の問題を奨学金のせいにする意図的なミスリード、一部のレアケースをセンセーショナルに取り上げたものばかりだと思います。例えば、「金利が3%で高い」というものは完全に誤りであり、最近は0.1-0.4%程で推移しています。「サラ金より悪質」という根拠が不明です。もちろん、優秀な学生には無利子の奨学金も用意されています。また、実際滞納している人の割合は全体の2%程度でメガバンクのローンとほぼ同じだそうです。
奨学金は全ての人が平等に学ぶことができるための素晴らしい仕組みだと思います。私自身も奨学金を借りて、医学部を卒業することができました。奨学金がなければ医師になることはできなかったかも知れません。卒業と同時に元利合わせて約800万円の借金を背負い、今でも月に4万円程の返済をしています。これが原資になって、将来を担う若者に学ぶ機会を与えられるわけですから、社会に恩返しするつもりで返済していますよ。


