こんにちは、東京中央美容外科・美容皮膚科 院長の安本 匠です。
先日、現役の外科医と話す機会があって、以前の生活がいかに過酷であったか、改めて客観視することができました。
早朝出勤して、平均5時間程度の手術に入り、手術日はICUに泊まりこみで術後管理。もちろん次の日も手術があります。緊急手術もあります。夜通しの手術もあります。手術が終われば術後管理です。救急当直もこなします。もちろん翌日も勤務です。土日も出勤です。これが日本の外科医の現実です。
医師なら当然、外科医はこういうもの。私もずっとそう思っていました。外科医になった以上、一生そういう生活を覚悟していました。それ以上に得られる物もあります。とりわけ患者さんの命が救われた時、何事にも代えがたい喜びがあります。自分の人生を捧げても良いくらい、やりがいのある仕事だと思います。だから、過酷な現実も受け入れるし続けていけるのだと思います。
外からはほとんど見えませんが、彼らは日々、相当な激務をこなしています。日本の医療を支えているのは、彼らの自己犠牲の精神です。彼らがいなくなったら日本の医療は立ちゆかなくなります。特に心臓血管外科は数人の外科医で、その地方の数十万人の命を支えています。今すぐ手術しないと助かりませんという患者さんが運ばれてくるわけですから、休むことも遠くに出かけて行くことも許されないのです。
そういう人達によって、日本の医療が支えられているということを少しでも知っていただければと思います。どうか、彼らを温かい目で見守ってあげてください。
今もその過酷な環境で患者さんのために、日本の医療のために日々頑張っている彼らを私は心から尊敬しています。
今後、少しでも彼らを取り巻く環境が改善していくことを願うばかりです。
東京中央美容外科・美容皮膚科
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外科医の生活
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